Beatriz Inglessis: On Mosquitoes, Humans, and Other Animals
A discourse on vectors and hosts with philosopher Suzanne McCullagh
and educationalist Renee Jackson
14 January – 31 March 2013
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Exhibition’s catalogue is available on Amazon
Watch a short video documentation from the opening reception
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(English below)
視覚芸術学、哲学、医学、教育学—4つの異なる分野を相互に連結したベネズエラのアーティスト、ベアトリズ・アングレシスの新しい展覧会は、4人の人物のコラボレーションの成果です。実践哲学とそれが健康と教育に及ぼす情動に関心がある哲学者のスザンヌ・マカラー。芸術に独特な興味を持ち、彼女自身、優れたアーティストでもある教育専門家のレネー・ジャクソン。傍観者として時折「客観的な声」をかける私。そして全体のコラボレーションを、絶えることのない熱意と責任を以て押し進めてきたアングレシス自身の4人です。また、無言の協力者も数人いました—グループの話し合いには参加していないものの、互いに医師を務めるアングレシス夫妻は、アーティストの娘の子供時代を医学会の鮮やかな装飾で型作り、それに深く共鳴した彼女の後の芸術活動を形成したとも言えます。
芸術的、教育的、医学的、哲学的なアイデアが結合するプロセスは有機的であり、時には不思議な展開を見せました。夜遅くの会議、そして早朝のメールのやり取りは、連想という名のコミュニケーションを生み、話は抽象的な内容からかなり具体的なものへと進展しました。このプロジェクトの展開には未だに驚かせられ、その思いにより、メールのやりとりの一部を公開することにしました。これらの会話を共有することで、アイデアや考えが最終的な芸術作品へとどう発展していったのか、洞察を得ることができると思います。哲学から美学へ、教育学から医学へ、そしてまた哲学へとアイデアがあれこれ試され、その循環は理解し難いものであり、私も時には混乱しました。しかし、互いから学ぶことに熱心であった4人の間には、気付けば本物の絆が結ばれていました。